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ケルティックハープ奏者・松岡莉子 メジャーデビューアルバム『Celtic Breeze』発売記念コンサートを開催。 ケルトの風吹く爽やかな演奏を披露

日本で初めて英国王立スコットランド音楽院、スコットランド音楽学科(スコティッシュハープ科)の修士課程を修了し、ケルティックハープのコンクール「The Princess Margaret of the Isles Memorial Prize for Senior Clàrsach」で優勝した松岡莉子が、メジャーデビューアルバム『Celtic Breeze』の発売を記念しツアーを開催。大阪公演に続いて、8/27(土)東京・ティアラこうとうでコンサートを開催した。

コンサートでは全12曲を披露。自身の音楽活動のうちでも作曲に力を入れたいという松岡が、本作のために書下ろした楽曲 「風吹くあの小径で」で幕を開けた。
CDにも収録されているアイルランド、スコットランドの伝統曲に加え、誰もが知る日本の名曲として「炎のたからもの(ルパン三世 カリオストロの城 より)」、そして一人目のゲスト、シンガーソングライターのシェイリー・マリーとのデュオで「君をのせて(天空の城ラピュタ より)」を披露。聴衆を惹きこむ息の合った演奏を魅せた。


休憩を挟んでの後半には、異国情緒感じる楽曲を2人目のゲスト、フルート・アイリッシュフルート&ティンホイッスル奏者の西川智子と共に4曲を続けて披露。
ケルティックハープ界の巨匠、マイケル・ルーニーの「Land‘s End」やスコットランド伝統曲の「マリーミ―ナウ」など、アルバム以外の曲も西川との特別アレンジで演奏した。

そして最後の2曲「サリーガーデン」 「オールド・ラング・サイン〈蛍の光〉」は、松岡・西川・シェイリーの3人で演奏を披露。「蛍の光」は日本では“別れ際の曲“というイメージだが、ケルト地域ではどちらかというと”再会を願う曲“として知られているという。3人の心のこもった演奏により、会場は温かい空気に包まれた。

アンコールでは、ダンス楽曲の「ポルカセット」を含む3曲を披露。
終演に際し、松岡は「また皆さんとコンサートでお会いできますように。本日はありがとうございました!」と観客へ感謝の気持ちを伝え、今後の飛躍を改めて誓った。

松岡莉子のメジャーデビューアルバム『Celtic Breeze』はCD・配信ともに好評発売中。
もちろんストリーミング配信でも楽しめるので、気軽に爽やかなケルティックな風を感じてみてはいかがだろうか。
ますます活動の幅を広げる松岡莉子から、これからも目が離せない。

セットリスト

【前半】
1. 風吹くあの小径で(松岡莉子)
2. モーリス・オコナー/キャロランズ・フェイバリット・ジグ(Turlough O’Carolan)
3. アラン島の舟歌(スコットランド伝統曲)/ザ・ドローバー・ラッド(Sky Collection)
4. 炎のたからもの~ルパン三世 カリオストロの城 より(大野雄二)
5. 広い河の岸辺 (スコットランド民謡)
6. 君をのせて~天空の城ラピュタ より(久石譲)
【後半】
7. Land‘s End ランズエンド(Michael Rooney)
8. インチキン卿 (Turlough O’Carolan)
9. Marry me now マリーミーナウ(スコットランド伝統曲)
10. The Honey Suckle ザ・ハニーサックル / Swan on the lake湖の白鳥(アイルランド伝統曲)
11. サリーガーデン(アイルランド民謡)
12. オールド・ラング・サイン〈蛍の光〉(スコットランド民謡)

Enc.)
1.ポルカセット Last Chance / Bill Sullivan’s / John Ryans polka
2. 思いいづれば
3. テネシー・ワルツ

出演者

松岡莉子(ケルティックハープ)
ゲスト:西川智子(ホイッスル&フルート)/シェイリー・マリー(ボーカル)

リリース情報

(好評発売中)
松岡莉子 メジャーデビューアルバム 『Celtic Breeze』


詳細:https://kingjazzcla.com/release/10092
配信:https://king-records.lnk.to/celticbreeze
発売:キングレコード

1. 風吹くあの小径で
Hidden Lanes (Riko Matsuoka)
2. 広い河の岸辺
The Water is Wide (Traditional)
3. インチキン卿
Lord Inchiquin (Turlough O’Carolan)
4. 炎のたからもの~ルパン三世 カリオストロの城 より
Fire Treasure from Lupin III : The Castle of Cagliostro (Yuji Ohno)
5. アラン島の舟歌/ザ・ドローバー・ラッド
The Arran Boat Song / The Drover Lads (Traditional)
6. モル・ロー/ポルト・ザ・ラット
Moll Roe (Traditional) / Porto the Rat (Sandy Brechin)
7. モーリス・オコナー/キャロランズ・フェイバリット・ジグ
Maurice O’Connor / Carolan’s Favorite Jig (Turlough O’Carolan)
8. テネシー・ワルツ
Tennessee Waltz (Pee Wee King, Redd Stewart)
9. 君をのせて~天空の城ラピュタ より
Carrying you from Laputa : Castle in the Sky (Joe Hisaishi)
10. ザ・ハニーサックル/ザ・スペイ・イン・スペート 
The Honeysuckle (Traditional) / The Spey in a Spate (James Scott Skinner)
11. オールド・ラング・サイン〈蛍の光〉
Auld Lang Syne (Traditional)

ケルティックハープとは

ケルティックハープは、ケルト地域と呼ばれるアイルランドやスコットランド等で演奏されているハープで、主に伝統音楽の演奏に用いられる。日本ではアイリッシュハープ、レバーハープと呼ばれることもある。
ハープの大きさは、膝に乗せられるものから大きいものまで大小さまざまなものが存在している。
現在は伝統音楽だけでなく、クラシック・JAZZを演奏したり、独自のアレンジを加えオリジナルの楽曲を演奏する奏者も増えてきている。 
(松岡莉子オフィシャルサイトより転載)

松岡莉子 プロフィール

14歳の時にアイリッシュハープ、グランドハープを始める。
高校生の頃にアイルランド音楽に強くひかれ、独学でアイルランド音楽の勉強を始める。
関西大学社会学部で心理学を専攻。
大学卒業後は、上場企業にて就業経験を積みながら演奏活動を行い、2016年にイギリスハープ協会奨学生に選ばれたことを機にスコットランドへ渡る。
これまでにグランドハープを宇野友基子氏に、スコティッシュハープをコリーナ・ヒーワット氏、カトリオーナ・マッケイ氏、レイチェル・ヘアー氏、ジェシカ・バートン氏に師事。
英国王立スコットランド音楽院、スコットランド音楽学科(スコティッシュハープ科)の修士課程を日本人で初めて修了。在学中は音楽院より奨学金を授与される。アイルランドにも数度渡り、ハープフェスティバル、リムリック大学伝統音楽家サマーコース等に参加。
2018年、英国スコットランドで開かれたケルティックハープのコンクール「The Princess Margaret of the Isles Memorial Prize for Senior Clàrsach」にて優勝。スカイ島のアーマデル城で演奏を行う。
2019年にはスコットランドで毎年行われるケルト音楽の祭典「ケルティックコネクション」や世界最大規模のハープの祭典「エディンバラハープフェスティバル」へ出演し、好評を博す。2019年秋に帰国し、日本で演奏活動を開始。
テレビ朝日「題名のない音楽会」、「アイルランド大使館 JAPAN Showcase 」等へ出演。
2021年には、林そよか作曲《アイリッシュハープ協奏曲》を藤岡幸夫指揮、関西フィルハーモニー管弦楽団とともに世界初演するなど、活動を広げている。 2020年3月にファーストアルバム「New Beginnings」をリリース。

関連サイト

https://twitter.com/rikoharp
https://www.instagram.com/rikomatsuoka/
https://m.facebook.com/HarpRico
https://www.imliving.com/harp/profile.html

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