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ボーイズグループODDLORE〝初〟のワンマンライブ完遂 / セルフプロデュースに挑戦したラップサイファー曲リリースや 2024年 春にEPリリースも決定

見た目、性格、家庭環境、学歴、出自、性など異なるコンプレックスを抱えた6人がスカウトによって集められ結成された新感覚のボーイズグループODDLORE(ヨミ:オッドロア)。9月9日に渋谷 WWW Xにてワンマンライブ「ODDLORE Original Live “ONE BY ONE” at WWW X」が開催、終始オーディエンスの熱狂に包まれながら、ODDLORE〝初〟のワンマンライブは大成功を収めた。

歌もダンスも未経験から音楽活動をスタートしたODDLOREの6人がはじめて挑んだワンマンライブは、昨年9月から今年3月まで池袋「Club Mixa」で開催された無料定期公演「ODDLORE FREE LIVE –Under Test-」内でのみ披露されてきたダンスアクト、「-Under Test- Dance Performance」からスタート。そのままボーイズグループのデビュー曲としては他に類を見ない、仄暗く・内省的な歌詞&楽曲表現が話題を呼んだ「Hazed Reality」、そして「Hazed Reality」と対をなすもうひとつのデビュー曲でそのコレオグラフも印象的な「Lucid Dream」をアグレッシブに披露。
ODDLORE 6人によるMCを挟みステージ上にはリーダのKOYAのみが残ると、昨年4月~11月に連続リリースされたODDLOREメンバー6人それぞれの孤独や葛藤を描く、メンバーフォーカス楽曲のパフォーマンスへ。
KOYAのとめどない感情がフロウや表情、マイクスタンドを握る指先からも溢れ出る「The Revelation」、RIONの自信に満ちたダンスとジャズ調の楽曲がフロアを彩った「SKIN DEEP」、オーディエンスが参加できる振付とRYUICHIROの笑顔でステージとの距離が一気に縮まった「BRIGHT SIDE」、グループ随一のRIKITOのやわらかく伸びのある歌唱がレゲトンとマッチした「where I belong」、クールな雰囲気のJOSHの感情が昂ぶり、その熱気につられるかのようにオーディエンスも一体となった「HOLLOW」、YUIの中性的で浮遊感のある音楽表現がフロアの雰囲気を一変させた「ORTUS」の6曲が披露され、生い立ちや見た目、音楽表現もバラバラなODDLORE6人のストーリーが綴られる、まるで舞台作品のようなステージが繰り広げられた。

そしてステージは今回のワンマンライブで初披露となる、ODDLORE 6人がセルフプロデュースに挑戦した「ODDLORE CYPHER」の披露へ。メンバーが六者六様のテーマを掲げてリリック制作・ダンス制作に挑んだ「ODDLORE CYPHER」は、ラップパートとダンスパートの2部構成でパフォーム。異なるコンプレックスを抱えた6人が、“俺は俺のままで最高だ”と本気で言えるようになるため、自分自身でも無理だと思ってしまうようなことにも挑戦し、コンプレックスやトラウマでさえも前向きな力に変えて「まさか」を達成していく、〝たかがODDLOREがまさか〟を掲げ音楽活動を行うODDLOREが、サイファーを通しポジティブなメッセージをオーディエンスにぶつけていくアクトとなった。
いよいよ公演はラストスパートへ。ここからは8月16日にリリースされたばかりの1st ALBUM『ONE BY ONE』収録の新曲、「Embers」「Coming Dawn」「ONE BY ONE」を披露。それぞれが異なる楽曲ジャンルでありながらも、〝自分らしく生きていくことにもう迷わない〟というODDLOREならではの共通メッセージが込められた3曲のパフォーマンスに、会場はこの公演いちばんの盛り上がりを見せると共にあたたかい声援にも包まれた。

「ONE BY ONE」披露のあとはライブTシャツに着替えた6人が再びステージ上に登場。アンコールの「Lucid Dream」「Coming Dawn」でフロアのボルテージは再び最高潮に。アンコールアクト後もオーディエンスの鳴りやまない拍手に包まれながら、公演は大団円で幕を閉じた。
デビューから約1年半を迎えたODDLOREの軌跡を辿ることのできるワンマン公演として、終始オーディエンスの熱狂に包まれながら成功を収めた「ODDLORE Original Live “ONE BY ONE” at WWW X」は、ODDLOREのパフォーマーとしての次なるステップを期待させるとともに、音楽を通しオーディエンスの心に寄り添いながらもODDLORE 6人の生き様を一曲一曲、一歩ずつ見せつけていく、〝音楽的私小説〟が紡がれた公演となった。
公演内では、「ODDLORE CYPHER」が11月に配信リリースされること、またそのリリースを記念したライブ公演が翌12月に開催されることが発表された。さらに、来春にはEP作品がリリース決定したことに加え、本公演の映像化決定も発表。
Photo by YOSHIHITO KOBA KOKI KARITA

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