Bimi(ビミ) “Bimi×夏”はこれだ! 全編ぶち上げ曲で駆け抜けた「Bimi Live Galley #05 -Splash-」をレポート

7月6日にツアーファイナルを迎えた「Bimi Release Party Tour 2025 -R-」の興奮冷めやらぬ中、わずか1週間後に新作ライブを開催したBimi。毎回サブテーマに沿ってコンセプチュアルな世界観を体現してきた自主企画ライブ「Bimi Live Galley」だが、第5弾となる今回のサブテーマは「Splash」。ステージとフロアで作り出した熱い1日の様子をレポートする。
「水にぬれても良い恰好」というドレスコードが敷かれ、思い思いの装いを身にまとったリスナーがフロアを埋め尽くす中、まずはDJ dipの登場。「ぶちかまそうぜ!!」の言葉に続き、ライブ前日に突如として発表された新曲「Splash」のイントロがかかる。大歓声の中、水鉄砲を持った水着ギャルと宇宙人キャラクター「コシカワ」を従えBimiがステージに飛び出してくる。一気にボルテージマックスとなった勢いそのままに「baby」では、Bimiがフロアに設置されたお立ち台へ行き、これでもかというくらいに水鉄砲をぶっ放す。
「今日はぶち上げる曲しかやりません」と高らかに宣言しそのまま「Hurry」へ。水鉄砲からCO2ガンに持ち替えさらに会場を一つにする。スモークバブルが舞う中、次にパフォーマンスされたのは「Die young」。前週まで行われたツアーでは最後の曲として披露された本楽曲は、Bimiとオーディエンスによってさらに磨きがかかっている。すでに熱を帯びたフロアをさらに熱くするからと「熱気」「Burn it up」を立て続けに披露。「俺は俺であり続ける」の叫びも相まって、会場全体が沸騰寸前だ。
「令和の時代に、みんなも戸惑ってると思うけど、俺的には夏の風物詩にしたい」と今後の夏ライブに含みを持たせる。「今日はぶち上がる曲しかやりません」と改めてフロアに告げると、ライブ定番曲の「輪 -味変-」へ。水着ギャルとコシカワも加わり、夏の装いをした普段とはひと味違ったパフォーマンスだ。カプセルトイ専門店#C-plaとのコラボソング「Right-Hnad Chance」では「Gotcha!」の掛け声が鳴り響く。ぶち上げ曲しかないためMCをこまめに挟みつつ、フロアとの掛け合いを楽しめるのもこのライブならではだろう。
「You Gotta Power」に続き、スモークバブルが舞う中、「LOVE」をフロアと一緒に歌い上げる。続いて、インディーズ時代リリースのEP『関係』より低音のビートが印象的な「beast」、「selfy」を立て続けに披露。舞台袖から水泳帽にピチピチ海パンの謎の男性が登場したが、それは裏方スタッフで「パチンコで言うとプレミア」とBimi節も交えて紹介。Bimiとリスナーさらにはスタッフも巻き込んだ“TEAM Bimi”全体でこのライブを楽しんでいる姿も印象的だ。
続いて「Absolute ZERO」、絶対零度を意味する言葉だがフロアは冷えるどころか、さらに熱を帯びていく。ラウドロックな1曲で赤一色の照明、レーザーがひりつきを生む「暴食」。「欲の向くまま死ぬまで喰らえ」の歌詞に合わせ、フロア一体となったヘドバンはこれからの定番になりそうだ。そして告知パートでは8月31日にPOPUPの開催が発表された。アルバム『R』のアートワークや「Bimi Live Galley #04 -Dear 27th-」の演出の中で破壊したギターの展示などが行われるとのことでその詳細が気になるばかりだ。
ライブも終盤に差し掛かり、メジャーデビューしてから1回もやっていないという「Question」を久々のパフォーマンス。ライブ会場で聞いたのは初めてなリスナーも多いのではないか。続けて「funky night」で最高に忘れられないファンキーな夜を彩り、最後に「Splash」をもう一度パフォーマンス。フロアはこの日一番の盛り上がりを見せ、大熱狂の内にライブは終演を迎えた。
<セットリスト>
M1. Splash
M2. baby
M3. Hurry
M4. Die young
M5. 熱気
M6. Burn it up
M7. 輪 -味変-
M8. Right-Hand Chance
M9. You Gotta Power
M10. LOVE
M11. beast
M12. selfy
M13. Absolute ZERO
M14. 暴食
M15. Question
M16. Funky night
M17. Splash
セトリプレイリスト:https://elr.lnk.to/0712SP