“低音王”ベーシスト、ブライアン・ブロンバーグ スコット・ラファロに捧げた至高のピアノ・トリオ作品 『LaFaro(ラファロ)』が初のSACDハイブリッド化/2025年11月19日発売決定/本人コメントも到着

超絶テクニックを誇る名ベーシスト、ブライアン・ブロンバーグが偉大なるジャズベース・プレイヤー=スコット・ラファロに捧げた『LaFaro(ラファロ)』が、SACDハイブリッド化作品として2025年11月19日に発売されることが決定。またブライアン本人からのメッセージコメントも到着した。
ブライアン・ブロンバーグは圧倒的なテクニックと表現力で“低音王”と称されるベーシスト。アコースティック・ピアノ・トリオ編成となる『LaFaro』は、そのタイトルの通り夭折の天才ジャズベーシスト、スコット・ラファロに捧げた内容で、2023年に発売されスマッシュヒットするも廃盤となっていた作品。今回新たにマスタリング、SACDハイブリッド(通常のCDプレーヤーでも再生可能)として新たにリリース。名作がオーディオファンを唸らせる最高音質で蘇る。メンバーはブライアンのほか、レコーディングで使用されたMing Dynastyスタジオのオーナーでもありブロンバーグの数々の録音にも参加しているトム・ジンク(ピアノ)、チャック・マンジョーネのグループにも参加していたチャールズ・ルッジェーロ(ドラム)を迎えた編成。
収録されるのは2023年リリースの12曲にボーナストラック1曲を加えた全13曲。ビル・エヴァンス・トリオの演奏でお馴染みの人気曲をはじめ、スコット・ラファロの作品「Gloria’s Step」、「Jade Visions」を収録する。ブライアン書き下ろしの「Scotty’s Song」でのピッコロ・ベース、ソロベース曲「Danny Boy」はファン必聴! ボーナストラックには、ビル・エヴァンス・トリオの『ポートレイト・イン・ジャズ』でおなじみの人気曲「Peri’s Scope」を追加収録する。ブックレットにはブロンバーグ自身のライナーノート、スコット・ラファロの実妹ヘレン・ラファロ・フェルナンデスのコメントも。
ブライアン・ブロンバーグ コメント
Scott LaFaro truly was a revolutionary figure in jazz. In just a few short years, from the late 1950s until his untimely passing in 1961, he completely redefined the role of the bass. Instead of being limited to timekeeping and root notes, his playing introduced a melodic, conversational voice that elevated the instrument to equal partnership within ensembles. His work with the Bill Evans Trio, especially on recordings like Sunday at the Village Vanguard. That album set a new standard for interplay and freedom in jazz.
I am thrilled to share that King Records will be releasing my album LaFaro on high-resolution SACD. This project is deeply special to me, as Scott LaFaro was not only a true innovator but also an important influence on my own playing. I hope you will love listening to the SACD it as much as I loved recording it!スコット・ラファロは、まさにジャズ界の革命的な人物でした。1950年代後半から1961年に早すぎる死を迎えるまでのわずか数年で、彼はベースの役割を完全に再定義しました。彼の演奏は、リズムのキープやルート音に限定されることなく、メロディックで会話のような音色を取り入れ、この楽器をアンサンブルの中で対等なパートナーへと昇華させたのです。ビル・エヴァンス・トリオでの彼の演奏、特に『サンデー・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』のような録音は、ジャズにおけるインタープレイと自由度の新たな基準を打ち立てました。
キングレコードが私のアルバム『ラファロ』を高音質のSACDでリリースすることを大変嬉しく思います。スコット・ラファロは真の革新者であっただけでなく、私の演奏にも大きな影響を与えた人物で、このプロジェクトは私にとって非常に特別なものです。私がこのアルバムのレコーディングに注いだ愛情と同じくらい、皆さんにもこの SACD を愛していただきたいと願っています。
商品情報
タイトル:『LaFaro』
アーティスト:Brian Bromberg
発売日:2025年11月19日(水)
品番:KIGJ-1
定価:¥4,000(税抜価格¥3,636)
【収録内容】
01. Blue in Green(ブルー・イン・グリーン)
02. My Foolish Heart(マイ・フーリッシュ・ハート)
03. Alice in Wonderland(不思議の国のアリス)
04. Gloria’s Step(グロリアズ・ステップ)
05. What is This Thing Called Love(恋とは何でしょう)
06. Danny Boy(ダニー・ボーイ)
07. Waltz for Debby(ワルツ・フォー・デビー)
08. Israel(イスラエル)
09. Nardis(ナーディス)
10. Milestones(マイルストーンズ)
11. Jade Visions(ジェイド・ヴィジョンズ)
12. Scotty’s Song(スコッティズ・ソング)
13. Peri’s Scope(ペリズ・スコープ) ※ボーナストラック/オリジナルCD未収録
参加メンバー:
Brian Bromberg ブライアン・ブロンバーグ(acoustic bass)
Tom Zink トム・ジンク(p), Charles Ruggiero チャールズ・ルッジェーロ(ds)
Recorded live May 1st and 2nd, 2023 at Ming Dynasty Recording Studios, Long Beach, California
プロフィール
Brian Bromberg(ブライアン・ブロンバーグ)
アコースティック/エレクトリックの双方で圧倒的な演奏力を誇り“低音王”と称されるベーシスト。1960年12月5日、米アリゾナに生まれ、幼少期は父と兄の影響でドラムをプレイ。10代でアコースティック・ベースに転向し、スタン・ゲッツのグループに参加して注目の存在に。
1989年に初リーダー作『A New Day』を発表し、以降もリー・リトナー、ジェフ・ローバーらトップ・アーティストのサポートを務め、神保彰とのユニット“JBプロジェクト”も話題を呼んだ。『WOOD(ウッド)』を始めとする一連のアコースティック・ジャズ作品は現在もジャズ・ファン、ベース・ファン、低音ファン、オーディオ・ファンから圧倒的な支持を得ている。