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≠ME 尾木波菜、蟹沢萌子、谷崎早耶、冨田菜々風『す、好きじゃない!』インタビュー 「最大限の感謝をして、前へ進んでいきたい」

≠MEが、8月3日に4thシングル『す、好きじゃない!』をリリースした。そのリリースを記念して尾木波菜、蟹沢萌子、谷崎早耶、冨田菜々風にインタビュー。『す、好きじゃない!』の楽曲やMVだけではなく、1stミニアルバム『超特急 ≠ME行き』でメジャーデビューを果たした彼女たちのお互いの印象、約1年半を振り返って感じたことを語ってもらった。

――皆さんはお互いのことをどう見ていますか?

冨田菜々風(以下、冨田):早耶は、年少組のメンバーに色々と教えてあげたり、初期の頃は私にメイクのことを教えてくれたりして、すごくお姉さん感の強いメンバーなんです。

蟹沢萌子(以下、蟹沢):私と早耶ちゃんは最年長3人組の1人なんですけど、醸し出している空気はふわふわしつつ、実は視野が広くてしっかりしていて。私がリーダーをやっている中で助けてもらうことも多いです。ただ、お財布をなくしちゃったりとか、おっちょこちょいな一面もあって(笑)。

尾木波菜(以下、尾木):泣き虫なところがあるんですよ! お財布をなくした時も1人でバスの中で号泣してて。

谷崎早耶(以下、谷崎):アハハハ、恥ずかしい(笑)。

尾木:この世の終わりみたいな表情で泣いていたんですけど、見つかった途端にすっごい笑顔になって。そういうところが可愛いです。私の4つ上なんですけど、フラットな感じで話しやすいです!

谷崎早耶

――冨田さんはどうですか?

冨田菜々風

蟹沢:よく笑う子です。現場では頻繁に菜々風の「アハハハ!」という笑い声が響き渡り、リハーサルでは何かが起きると必ず、菜々風の「アーっ!」って驚嘆の声が響いて(笑)。それも込みでノイミー(≠ME)の現場っていう感じがして、一緒にいて元気をもらえます。

尾木:明るいんですけど、急にヘニョヘニョになったりとか、ちょっと面白いところもあったりして。菜々風には人を惹きつける力をすごく感じます。

谷崎:夢に向かって真っ直ぐで、誰よりも真面目です。その一生懸命な姿が魅力的だし、私たちもついて行こうって気持ちになる存在です。

――一方、尾木さんは?

谷崎:ツッコミ担当ってわけじゃないですけど、バラエティ番組ではにゃ(尾木)がいてくれると、その場の空気が締まります。

蟹沢:元気でとにかく勢いがあるよね。あと、甘えてきてくれるんですよ。ギューって抱きしめる時にすっごい力があって。

尾木:嫌がってるじゃん(笑)!

蟹沢:いやいや(笑)。私は自分から近づけないタイプなので、来てくれると嬉しい。あと、みんなのことを受け入れてくれるお姉ちゃんっぽさもあるよね。グループの中では年少組ですけど、家では長女なので、お姉さんっぽさと妹っぽさを兼ね備えています。

冨田:しっかりしているんですけど、たまにおっちょこちょいなところもあって、すごく可愛いんです。1回事件がありまして、炭酸水をーー。

尾木:その話、何回も言うやん!

冨田:これは語っていこうと思うんですけど、漫画みたいな出来事がありまして! レッスン室で私がストレッチをしていたんですよ。そしたら頭の上から大量の水が降ってきて「ええ!?」と思って見上げたら、はにゃが炭酸水をぶちまけてしまって(笑)。

尾木:キャップを開けたら、なぜか容器を手から離していたんですよ。で、地面に落ちたタイミングで爆発しちゃって。

冨田:そういうことが度々起こるんです! 私は私で「ウワー!」ってよく言ってるんですけど、はにゃははにゃで「ワー!」と叫んでます。

尾木波菜

――蟹沢さんはどんな方でしょう?

蟹沢萌子

谷崎:私もそうですけど、萌子も物をなくすことが多いんですよ(笑)。リーダーとしてしっかりしている一面もあるんですけど、たまに見せる少し抜けているところがお茶目で可愛いなって思います。

尾木:『シャインポスト』というアニメの声優業とグループの活動を両立しているんですけど、リハーサルや収録で萌子がいないと「やっぱりノイミーには萌子がいないとダメだな」と思う場面が結構あって。細かいこともそうですし、グループをまとめたり面倒を見たりとか、全部やってくれているんです。リーダーという肩書きがあるからというよりは、メンバー全員一致の気持ちでリーダーは萌子しかいないと思っています。

蟹沢:(満面の笑みで)嬉しい!

――そんな≠MEは、1stミニアルバム『超特急 ≠ME行き』でメジャーデビューをして約1年半が経ちますね。これまでを振り返って、環境や意識で何か変化を感じたことはありますか?

尾木:こういう取材もそうですけど、タイアップも含めて、この恵まれた環境が当たり前じゃないことを結成からの最初の2年間で私たちは知っていて。もちろん、みんなで頑張った部分もあるんですけど、色んな方の力をお借りしての今がある。メジャーデビューをしてから色んな方に感謝をする気持ちが強くなったりとか、一つひとつが新鮮で毎日が楽しい日々を送らせていただいていたりするので、本当にありがたいなと思っています。

――その感謝の気持ちを数字や結果で返さなければ、というプレッシャーはあります?

蟹沢:そうですね。沢山のスタッフさんやファンの皆さんが、ノイミーに強い想いや力を込めてくださっているからこその結果なので、その方々に恩返ししたい気持ちが私たちの中ではあります。それはCDの売り上げなどの数字なのか、感謝を伝える場を作ることなのか、色んな手段があると思うんです。ただ、どんな形であれ、ノイミーのためを思って動いてくださった皆さんを幸せにしたい。それが私たちにできる一番のお返しだと思っていて。それこそ『超特急 ≠ME行き』もそうですし、3rdシングル『チョコレートメランコリー』がオリコンさんで1位をいただけたりとか、沢山の方にCDを手にとっていただけるのは本当に幸せなことで。そういう一つひとつのことに最大限の感謝をして、前へ進んでいきたいと思っています。

――お茶の間の老若男女を含め、アイドルや、音楽に詳しくない人に対しても自分達をアピールしていく。それがメジャーの世界だと思うんですけど、今日まで≠MEは何を打ち出していけたと思いますか。

谷崎:まだまだ浸透していないかもしれないですけど、ノイミーはどのグループよりも“青春”を感じられるアイドルだと思っていて。青春とは何かと言うと、私の感覚としてはグループと一緒にファンの皆さんも成長できること。そういうアイドルさんって、実はいそうでいないのかなと思うんですよ。

――メジャーデビューしてから現在まで、皆さんの中で印象に残っていることはありますか?

尾木:『超特急 ≠ME行き』のジャケット撮影ですね。それまでは=LOVEさんのCDにお邪魔する感じで、ノイミー単体でジャケット撮影をしたことがなかったから、自分たちの写真でCDを作っていただけることが信じられないくらい、本当に嬉しくて。「本当にデビューするんだな」と感動したんです。その日は過去一番寒い中での撮影だったんですけど、気温なんて気にならないぐらい、幸せを感じた出来事でした!

谷崎:私は年末の『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ2021→2022』(TBS系)に出演させていただけたことが、すごく印象に残っています。憧れの歌番組でしたし、毎年自宅で『CDTV』を観ていたんです。出演されているアイドルさんを見る度に、「いずれは私たちも……」と思っていたので、夢が叶って嬉しかったですし、家族から「出てくれてありがとう!」と言ってもらえて幸せでした。

冨田:初めていただいたオリジナル曲「≠ME」のMV撮影で、最初にリップシーンを撮ったんですけど、なかなか上手くいかなくて。悔しさのあまり、私は泣いてばかりいたんです。それからしばらくして、先日イコラブさんと妹グループの≒JOYと3グループが合わさった楽曲「トリプルデート」のMV撮影をさせていただいた時、私たちは「≠ME」の衣装を着てリップシーンを撮ったんですね。「昔は何もできなくて悲しい思いをしたけど、今は楽しく動けているな」と思ったら自分の中でエモくなって。私だけじゃなくて他のメンバーもあの頃から遥かに成長して大きくなっているし、こんなにも強くなってきてるんだなって。3年間の想いが込み上げてきたと同時に、「これからも成長していくぞ」と改めて気持ちが昂ったMV撮影でした。

蟹沢:今年2月に開催した≠ME 3rd ANNIVERSARY PREMIUM CONCERTが、ノイミーは初めての周年コンサートだったんです。しかも、私たちにとっては最大規模の国際フォーラムで昼夜の2公演。ありがたいことに、どちらも後方までお客さんが入ってくださったんです。こんなにもノイミーを応援してくださる方が増えたんだな、と思ったらすごく感動して。会場に来たくても来れなかった方、お家で配信をご覧になった方も沢山いらっしゃると思うんですけど、その方達も含めて、一度でもノイミーを好きだと思ってくださった方は全員離さずに、みんなで夢のステージへ行きたいと改めて思いました。ちなみに、ME 3rd ANNIVERSARY PREMIUM CONCERTは櫻井ももちゃんが休養している時期で。11人のステージだったけど、心の中では12人で立っていたし、演出でも、ももちゃんを感じられる構成にしたんです。

――本編のラストに披露した「虹が架かる瞬間」では、あえて櫻井さんのパートを誰も歌わなかったんですよね。

蟹沢:全員同じ意見だったんですけど、誰かがももちゃんの代わりを歌うというのは、絶対に違うと思ったんです。あの日、12人でさらに大きなステージを目指して、いつか夢の東京ドームに立ちたいと、ノイミーの1メンバーとしても、リーダーとしても決意が固まった一日でしたね。

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