秋元順子、自身が演出したバースデーコンサートで全23曲披露
58歳でメジャーデビューし、女性歌手としては最年長で紅白歌合戦に初出場を果たした経歴を持つ歌手・秋元順子。6月21日に誕生日を迎える彼女が20日、東京・江東区のティアラこうとう大ホールで、バースデーコンサートを開催した。
毎年恒例となっているこのコンサートは今年で13回目を迎え、今回は演出も本人が手掛けている。「リベルタンゴ」のバンド演奏で登場すると「また今年も地元、ティアラこうとうでバースデーコンサートができることが本当に嬉しい」と笑顔で語った。今回のコンサートは前半が映画音楽のカバー曲中心、後半が秋元自身のオリジナル楽曲という構成。紫のドレスにファーをまとった衣装を纏い、「モア(映画「世界残酷物語」)」、「カーニバルの朝(映画「黒いオルフェ」)」を歌唱後、「こんにちは!皆様ようこそお越しくださいました。心より御礼申し上げます。」と改めてご挨拶。続けて「私が『ティファニーで朝食を』の主演だったらタイトルは『下町で定食を』で、芸名は『オードリー・コッペパン』」と“下町のダジャレー夫人”こと秋元順子お得意のダジャレを披露すると会場は笑顔に包まれた。そうかと思えば「カーニバルの朝(映画「黒いオルフェ」主題歌)」「ムーン・リバー(映画「ティファニーで朝食を」劇中歌)」と続け、MCの時とは真逆の大人のお洒落な歌声で観客を引き込んでゆく。「ラ・クンパルシータ」、福島民謡「会津磐梯山」にはジャズ風のアレンジを加え、秋元独自の世界観で観客を魅了し前半は幕を閉じた。
後半は「A列車で行こう」のバンド演奏でスタート。秋元とスタッフ一同がステージに登場し、なんと「ラジオ体操第一」を披露。観客も一緒に体を動かし、会場は大盛り上がり。その後「先日亡くなられた小西良太郎様から頂いた大切な曲」と紹介する「なぎさ橋から」を熱唱。気持ちのこもった歌声に、会場は感動の渦に包まれた。本編の最後には翌日21日が発売日となる新曲「プラトニック」を披露。「生バンドでの演奏ではCDとはまた違ったアレンジがあって楽しい。是非どちらも聞いて楽しんでいただければ。」と秋元は語った。アンコールでは大ヒット曲「愛のままで…」を歌唱。全23曲を熱唱しコンサートは幕を閉じた。
なお、秋元がバーのママに扮しておしゃべりを繰り広げるYouTube企画、『Bar Junkoへようこそ!』も好評配信中。
(「Bar Junkoへようこそ!第4弾!」https://www.youtube.com/watch?v=aXJQuMTGS3k)
8月1日には上野池之端ライブスペースQUI(キ)でランチ&ディナーショーを開催予定。
<セットリスト>
秋元順子バースデーコンサート
2023.06.20 ティアラこうとう
M1.リベルタンゴ
M2.モア
M3.カーニバルの朝
M4.ムーン・リバー
M5.虹の彼方に
M6.慕情
M7.シェルブールの雨傘
M8.ひまわり
M9.ダニーボーイ
M10.踊り明かそう
M11.ラ・クンパルシータ(La Cumparsita)
M12.会津磐梯山~りんご追分
M13.A列車で行こう
M14.1枚の写真
M15.ティ・アモ~風が吹いて~
M16.夕なぎ~私の時間~
M17.ROSE
M18.なぎさ橋から
M19.一杯のジュテーム
M20.引き潮
M21.プラトニック
EN1.愛のままで…
EN2.素敵なあなた(Bei Mir Bistu Shein)
<リリース情報>
2023年6月21日発売
「プラトニック」
KICM 31106/¥1,500(税込)
作詩:田久保真見/作曲:田尾将実/編曲:伊戸のりお
秋元順子ならではの成熟した大人のジャジーでおしゃれなブルース。
作詞は「24時の孤独」「ROSE」を手掛けた田久保真見。
作曲は秋元順子とは初タッグの田尾将実。秋元順子のお家芸「ジャズ」に「ブルース」のスパイスがブレンドされたメロディーに、熱く切ない恋物語がつづられます。秋元順子の芳醇で官能的なシルキーボイスでたっぷりとご堪能ください。