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アキ・カウリスマキ監督が惚れ込んだ姉妹シンセ・ポップ・デュオ マウステテュトット、撮りおろしコメント&演奏シーンの本編映像解禁

アキ・カウリスマキ監督最新作にして復帰作となる『枯れ葉』は、孤独を抱えながら生きる女と男が、人生で最初で最後のかけがえのないパートナーを見つけようとする心優しいラブストーリー。今年のカンヌ国際映画祭の審査員賞、2023年国際批評家連盟の年間グランプリに見事輝き、先ごろアカデミー賞国際長篇映画賞部門のフィンランド代表にも選出された。また本国フィンランドでは、動員20万人を超え(フィンランドの人口は約550万人)、カウリスマキ最大のヒット作『過去のない男』を超える動員数を記録、フィンランドのみならずフランスやドイツでも大ヒットするなど各国で快進撃を続けている。
カウリスマキ史上最高のラブストーリー『枯れ葉』は、ヒロインの圧倒的な存在感など随所に新しさを感じさせながら、お馴染みのとぼけたユーモアや抜群の音楽センスにもさらに磨きのかかった、いわばカウリスマキの集大成ともいえる作品です。監督自ら、労働者3部作(『パラダイスの夕暮れ』『真夜中の虹』『マッチ工場の少女』)に連なる“第4作目”」と位置付ける本作には、『街のあかり』のヤンネ・フーティアイネンや『希望のかなた』のヌップ・コイヴ、そしてカウリスマキの愛犬が登場するなど、過去のカウリスマキ作品とのつながりも見られる。

この度、新たに解禁された本編映像は、アンサへの想いからホラッパがある決心をするカラオケバーでの一幕。 「この世で寿命が尽きたら地中深くに埋めて欲しい」という歌詞を聞き、表情を変えるホラッパの姿が捉えられている。解禁された映像からも可笑しみと切実さに満ちた、最高のラブストーリーが感じられ、これまでと同様、貧しい市民の悲喜劇を厳しくもユーモアに描くカウリスマキらしさが伝わってくる。

劇中で演奏をしているのは、「マウステテュトット」。ヘルシンキ在住のアンナ・カルヤライネン(ギター)とカイサ・カルヤライネン(キーボード)姉妹からなるポップ・デュオで、バンド名はフィンランド語で「スパイス・ガールズ」の意味を持っている。
アキ・カウリスマキ監督も彼女たちの音楽の大ファンと公言。本作の出演の経緯について、アンナは「学生映画コンペの審査員に呼ばれたんです。その頃はちょうど3枚目のアルバム制作で忙しくて、最初は断ったんです。でも主催者側は明らかに私たちがアキのファンだって知っていて、「カウリスマキに会えるよ?」と、切り札を出してきました(笑)。速攻で考え直して、行くことにしたんです。それがアキとの出会いでした。その後で、アキがキノ・ライカでの私たちのライブをブッキングしてくれたんです。ライブも目前になった頃に、それが映画の撮影だって話を聞いたんです」と打ち明けてくれました。カイサは「私たちのシーンは一晩だけでいつもと同じように演奏しただけ。自分自身を演じました」とクールに撮影当時を振り返った。


彼女たちが劇中で歌っている楽曲は「悲しみに生まれ、失望を身にまとう」。アキ・カウリスマキ監督自らが「マウステテュトット」の楽曲を、時間をかけて一通り聴き込み、選曲したとのこと。
大好きなアキ・カウリスマキ監督の作品に出演できたことについて、アンナは「アキの世界の一部になったということは、今でも信じられないですね。特にアキの作品では音楽が重要な要素です。本当に実現するとは思えないほど夢のような事なので、どんな気分かというと…、言葉にならないですね」と感無量。カイサも「なんかこう、夢が実現しちゃったという感じです」と語った。

『枯れ葉』

12月15日(金)よりユーロスペースほか全国ロードショー

◎あらすじ
北欧の街ヘルシンキ。アンサは理不尽な理由から仕事を失い、ホラッパは酒に溺れながらもどうにか工事現場で働いている。ある夜、ふたりはカラオケバーで出会い、互いの名前も知らないまま惹かれ合う。だが、不運な偶然と現実の過酷さが、彼らをささやかな幸福から遠ざける。果たしてふたりは、無事に再会を果たし想いを通じ合わせることができるのだろうか…?

◎クレジット
監督・脚本:アキ・カウリスマキ/撮影:ティモ・サルミネン
出演:アルマ・ポウスティ(『TOVE/トーベ』)、ユッシ・ヴァタネン(『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』)
ヤンネ・フーティアイネン、ヌップ・コイヴ
2023 年/フィンランド・ドイツ/81 分/1.85:1/ドルビー・デジタル 5.1ch/DCP/フィンランド語/原題『KUOLLEET LEHDET』/英語題『FALLEN LEAVES』
配給:ユーロスペース 提供:ユーロスペース、キングレコード

◎受賞歴
第76回カンヌ国際映画祭審査員賞
2023年国際批評家連盟賞年間グランプリ
第59回シカゴ国際映画祭最優秀監督賞
第40回ミュンヘン映画祭バイエルン2&SZ 観客賞
第20回シネフェスト・ミシュコルツ国際映画祭 Zukor Adolf 賞(グランプリ)

◎ノミネート
第96回アカデミー賞®国際長編映画賞部門フィンランド代表選出
2023年ヨーロッパ映画賞 作品賞、監督賞、主演女優賞、主演男優賞、脚本賞

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