“イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート”のイベントレポートが到着

高野麻里佳高橋李依長久友紀の3人からなる声優ユニット イヤホンズが、好評発売中のNEWアルバム『手紙』の発売を記念し、3月31日に竹芝NEW PIER HALLにて“イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート”を開催した。コマクちゃん(イヤホンズ ファンの総称)の前で歌唱するのは2022年1月30日に開催された「identity」以来、約2年2か月ぶりとなる。

イベント開始とともに白い衣裳に身を包んだイヤホンズが登場。ステージにはスタンドマイクが用意されており、今回のテーマである「手紙」を読んでいるかのような演出で『在りし日』と『ミンナゲンキカ。』を披露。会場に澄み渡るような歌声を響かせた。イヤホンズ「手紙」トーク&コンサートその後、「“イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート”へようこそ!」と元気に挨拶。
さらに、この日のために用意された衣裳の見どころをメンバー各々が披露し、トークコーナーに突入した。
このトークコーナーは、毎月第4火曜日に放送しているWEBラジオ「イヤホンズの三平方の定理」と連動し、コマクちゃんからのリクエストを「手紙」に収録されている楽曲に落とし込んだものをトーク企画として実施。会場のスクリーンには全7曲の収録タイトルが映し出され、メンバーたちが曲名を選ぶとトークテーマや企画が発表となる仕組みだ。

まずは高野から『だから大丈夫』を選択すると“イヤホンズのハッシュタグを考えよう!”と企画タイトルがスクリーンに映し出された。『だから大丈夫』の「シングルマザーのタグが付いちゃった」という歌詞から連想してイヤホンズを表すハッシュタグを考えてみるといった内容だ。
イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート事前にイヤホンズメンバーが考えていたハッシュタグが発表され、高橋は“#天気悪い”、長久は“#凡コメNGユニット”、高野は“#一番かわいい”をあげ、高野のハッシュタグに高橋と長久がテンポよくツッコミを入れるなど、早くもイヤホンズらしさ全快のやりとりが繰り広げられ会場が温まった。

長久が選択した『ミンナゲンキカ。』では、イヤホンズとしては久しぶりの声出しOKのコンサートということもあり“ミンナゲンキカ。コール&レスポンス”という企画に。高野は『耳の中へ』の替え歌をコール&レスポンスするなどメンバーそれぞれの個性の光るコーナーに。
イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート最後は「ミンナゲンキカー?」というメンバーからのコールに、会場中のサイリウムが大きく揺れ盛り上がりを見せた。高橋は『タイムカプセル』を選択し、“10年後の自分に音のタイムカプセル”という企画へ。
イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート10年後の自分に、メンバー自身からそれぞれメッセージを送り保存するという内容で高橋は「40歳の私元気ですか?10年後もまりんかとがっきゅとコマクちゃんが私の傍にいますように。」とコメントするとメンバーからはエモいと絶賛の声が。長久はマイクにエコーをかけ、「これから話すことは普通のことですが、エコーがかかるとすごくいいことを言っているように聞こえます。」と会場の笑いを誘う。高野は「10年後の麻里佳はみんなにむちゃぶりしてる?したほうがいいよ!」とコメントし、それぞれバラエティに富んだ音のタイムカプセルとなった。

その後もトークコーナーは続き、『おーる・ざ・やんぐ・ぎーくす。』では“おーる・ざ・ぐっず・ぎーくす”という企画で、今回の『「手紙」発売記念グッズ』を紹介していくことに。ステージ上にはグッズが用意され、グッズの撮影の際の裏話なども披露された。こちらのグッズは事後通販も予定されているので、続報をぜひチェックしておこう。
イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート続いての『在りし日』では、歌詞を引用した“失ったものは時間だい。次のテーマへ進む”とスクリーンに表示され、メンバーも驚きの次の企画へ進む指示が。「こんなことってあるのかい?」と楽曲冒頭の歌詞でコメントし、客席の笑いを誘った。
イヤホンズ「手紙」トーク&コンサートそして、トークコーナー最後の企画『トメハネハラウ』へ。“カウヒクアテル”という企画名が発表され、本日正午よりスタートし、毎回好評を博している「オンラインくじ」を紹介していく。また、発表されていなかったWチャンス賞がサイン入りのメンバーカラーTシャツとなることがサプライズ発表され、会場からは喜びの拍手と歓声が沸き起こった。
あっという間に時間が過ぎ去り、ここからはコンサートパートに突入。
イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート『リクエスト』のイントロとともにイヤホンズが登場。リスナーとDJの掛け合いを表現した振りが印象的なステージとなった。『リクエスト』の披露が終わると、MCコーナーへ。「リクエストはすごくかわいい振付をつけていただいた」と楽曲について振り返る。また、ライブパート前に挟んだ10分休憩の際にスクリーンに投影された“デジタルお祝い花”の話題に。“デジタルお祝い花”は、自身の差出人名の入ったデジタルお祝い花カードを購入することができ、参加特典として“イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート”会場やイヤホンズ公式SNS等にそのカードが掲載されるという新しい企画だったのだが、実はこの企画の提案は高野だったと裏話が披露された。

続いての楽曲は『タイムカプセル』。10年前の自分と10年後の自分の掛け合いを表現。その後は空気を一変、イヤホンズとしては初めてのラップ楽曲となる『トメハネハラウ』で客席を圧倒した。
イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート楽曲終了後のMCでは、「トメハネハラウはイヤホンズとしても挑戦の曲だった」とメンバーからの感想が寄せられた。

『だから大丈夫』では、イヤホンズメンバーがコマクちゃんを応援しているかのようなパフォーマンスを展開し、最後のMCパートへ。
長久は「コール&レスポンスやみなさんの笑顔を見れて充実感がありました。明日から新年度始まりますが、これから皆さんと共にイヤホンズを9年、10年続けていけたらと思います。」高野は「私たちが元気を届けるからみんなも笑っていてほしいです。それを届けるのがイヤホンズの役割だと思っています。今日は“手紙”をみなさんに届けられた1日になりました。」高橋は、「10年間で環境が変わった人はたくさん居ますが、その都度その都度皆さんの想いを汲んで「今の私たちには何ができる?」と考えてここまで楽しく活動しました。私たちは、知恵を絞ってみんなの前に立ちに行きたいです。また一緒に楽しい時間を過ごせるようにがんばります。」と語り、客席からは歓声と拍手が鳴り響いた。

トーク&コンサートのラストを飾るのは『おーる・ざ・やんぐ・ぎーくす』。ここで、再び手紙を持った演出に。曲のラストには、3人が手に持っていた手紙を、ステージ上に現れたポストに投函するという演出で幕を閉じた。
イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート イヤホンズ「手紙」トーク&コンサート本イベントは、同時生配信も実施しており、配信チケットを購入すると4月7日23:59までの期間中何度でも視聴が可能だ。配信チケット購入者限定のアフタートークも配信され、会場にいたコマクちゃんも楽しむことが出来るのでこちらも要チェックだ。

5月4日には、東京ガーデンシアターにて開催の「EVIL LINE RECORDS 10th Anniversary FES.“EVIL A LIVE” 2024」にイヤホンズの出演が決定している。レーベルメイトによる貴重なコラボレーション企画の実施も予定されており、イヤホンズ単独のステージはもちろん「特撮×ドレスコーズ×イヤホンズ」のコラボステージも実施される、レーベルフェスならではのスペシャルな企画となっている。さらに、当日の来場者特典としてその他出演アーティストによるコラボ楽曲すべてが収録されたCDも配布される。この機会でしか入手できないプレミアCDとなるので、ぜひこのフェスに参加してゲットしよう。会場チケットは4月2日12:00正午からの一般発売予定だ。

イヤホンズは6月18日で9周年を迎える。これからのイヤホンズにも注目し続けて欲しい。


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