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水瀬いのり 「Inori Minase OPEN AIR LIVE 2026 Summer Challenger」DAY2公演、初の野外ライブで生まれた忘れられない景色

水瀬いのり 「Inori Minase OPEN AIR LIVE 2026 Summer Challenger」DAY2公演、初の野外ライブで生まれた忘れられない景色

声優・歌手の水瀬いのりによる初の野外ワンマンライブ「Inori Minase OPEN AIR LIVE 2026 Summer Challenger」が、2026年9月12日・13日の2日間、山梨県 富士急ハイランド・コニファーフォレストにて開催された。

2025年12月2日にアーティスト活動10周年を迎えたなか、まだまだ新しくやってみたいことやファンのみんなと叶えたい夢に挑戦していきたいという彼女自身の思いがきっかけとなって実現した今回の野外ライブ。水を使った演出から花火まで野外のロケーションならではのアトラクションをふんだんに盛り込みつつ、今までにないチャレンジに果敢に取り組んで、ファンと一緒に新しい夏の思い出を作り上げた2日間となった。そのうちダブルアンコールも披露されて熱狂を巻き起こしたDAY2公演のレポートをお届けする。

初日は霧も発生するなかでのライブとなったが、2日目は曇りがちとはいえ青空もちらほらと見える天候に。会場には本公演のグッズTシャツや水瀬考案のマスコットキャラクター・くらりの肩乗せぬいぐるみなどを身に着けたファンが多数。木々に囲まれた自然溢れる空間と大音量のBGMがフェスさながらの気分を盛り上げるなか、オープニングSEと共に総勢7名から成るバックバンド、通称・いのりバンドのメンバーが登場し、ついにライブの幕が開ける。号砲代わりの発破音に合わせてステージ中央にポップアップで登場した水瀬が1曲目に届けたのは「コイセヨオトメ」。オレンジ色のポップな衣装を着た彼女は、「一緒に最高の夏を楽しむよー!」とファンに呼びかけ、かわいらしい振り付けを交えながらアクティブに歌い踊る。

 

会場中が“One Two”“So One Two Three Four”とカウントして一体となった日替わり曲「Step Up!」、水瀬が手を振る動きに合わせて水色のペンライトが大きく波打って巨大な旗がたなびくような景色が描き出された「MELODY FLAG」と、序盤から声出し曲を連発して会場のボルテージは早くも最高潮に。MCでは、今回のライブのテーマのひとつである〈チャレンジャー〉精神に則って、1曲目にはダンス曲の「コイセヨオトメ」を持ってきてみんなを驚かせたかったことを、はにかみながら報告していた。

そして「次の曲ではみんなにお水をかけます」と事前に予告すると、今回の野外ライブのテーマソングとして制作されたヤマモトショウ提供のシングル曲「Summer Challenger」の披露へ。客席からの「超!」という合いの手によって一層輝きを増していく歌声が富士の裾野の大自然にこだまするなか、水瀬は曲中で放水銃を手にして「受け取ってください!」と水を派手にまき散らし、ファンと一緒に“超センス最高”の夏を駆け抜けていく。そこからダンサブルに繋げた日替わり曲「Future Seeker」では、ステージに陽光が射す瞬間もあり、〈晴れ女〉ぶりを発揮。続く「heart bookmark」ではステージ上を左右に移動しながらハートフルな歌声を観客一人ひとりに隈なく届け、ラストはみんなで「We are all right!」と大合唱。温かな時間を作り上げた。

水瀬いのりInori Minase OPEN AIR LIVE 2026 Summer Challengerライブ写真2

島本道太郎(ベース/バンドマスター)、沢頭たかし(ギター)、田口慎二(ギター)、藤原佑介(ドラムス)、須磨和声(バイオリン)、若森さちこ(パーカッション)、tatsuya(キーボード)が各々ソロを披露しながら水瀬の楽曲「海踏みのスピカ」を演奏するバンドメンバーの紹介タイムを挿み、ライブは次のブロックへ。バイオリンの豊かな響きからクラップタイムへと繋ぐ前奏曲「Calling Blue(overture)」を経て、ブルーを基調としたフリルたっぷりの衣装に着替えた水瀬が登場するとアンセミックなナンバー「Turquoise」へ。「みんなに会いに行くよ、待っててねー!」とトロッコに乗車すると、客席エリアに設けられた3つのサブステージのうち、下手側のステージへと移動しながら歌唱。“今この瞬間を歌う”と何度もリフレインするメッセージ、終盤でのフェイクを交えた力強い歌唱からは、町民(※水瀬いのりのファンネーム)を牽引する〈いのりまち〉の町長としての成長した姿も感じられた。

かと思えば、続く「ハートノフレーバー」では、手にしたシャボン玉銃を子供のように無邪気に発射しながら可憐にパフォーマンス。時にクルッとターンしながら、シャボン玉と戯れる姿が愛らしい。後半ではステージの周囲からさらに大量のシャボン玉が噴き出てきて、本楽曲の歌詞に描かれた夕刻の景色とのシンクロも相まって実に幻想的だった。ステージの周囲360度をファンに囲まれた場所で歌えて心から楽しそうな水瀬は、次なるサブステージに向けて客席の間を徒歩で移動。ファンと水を乾杯したり、推しうちわなどに書かれたメッセージにファンサで返したりと、ファンとの交流を楽しみながらゆっくりと練り歩いていく。

水瀬いのりInori Minase OPEN AIR LIVE 2026 Summer Challengerライブ写真3

そして中央のサブステージに到着した水瀬は、本公演のためにスペシャルアレンジされた2曲を披露。「夏夢」は田口のアコースティックギターと若森のパーカッションのみをバックにした、歌の細やかなニュアンスまでもがより一層伝わるアレンジに。“駆け抜けてく風の声”といった歌詞が野外の環境も相まって、さらに深く沁みわたる。一方、須磨のバイオリンとtatsuyaのピアノが加わって、よりドラマチックな情景が描き出されたのが「茜色ノスタルジア」。夕闇が深くなってきたシチュエーションとのマッチングも絶妙で、水瀬が歌い終えると会場からは賛辞を示す拍手が自然と巻き起こった。

続いて上手側のサブステージに移動すると、再び「水濡れ注意報」と称して水を用いた演出があることを事前に伝えて、濡れたくない人に気配りをしつつ、次曲「Melty night」へ。メロウなグルーヴに身を揺らせながら複雑な乙女心を表現するなか、2番からはステージの四方から噴水が噴き出すと、その細かなつぶてがカラフルな照明によって色付いてイリュージョナリーな光景が現出する。その可憐な表情から一変、「ハッ」と吐息を吐くと歌声もキリッと引き締めて「八月のスーベニア」の世界へとダイブ。いつの間にかすっかり暗くなった宵闇の空に向けて、過ぎ去っていく夏の景色を惜しむように、この日だけの思い出を絶対に忘れないと誓うようにひたむきな歌声を届ける。最後はトロッコに乗ってサブステージを後にしながら「ハッ」と息を吐いて締め括った。

水瀬いのりInori Minase OPEN AIR LIVE 2026 Summer Challengerライブ写真4

ピアノのロマンチックな旋律を皮切りにバンドの美しい演奏がコニファーフォレストの夜を彩ると、そこからパワフルなロックサウンドに転じ、黒いドレス風の衣装にお色直しした水瀬が颯爽と登場して「星屑のコントレイル」に突入。「声出していくよ!」と勇ましく呼びかけ、田口がギターソロを披露するパートでは「ギター、ぐちしん(田口)!」とかっこよく前フリするなど、先ほどまでとはまた違ったロックモードで魅せる。続く「パレオトピア」では、ライトが閃光のように激しく明滅したかと思えば、締めの“虹を見ているよ”という歌詞に合わせて七色に光る場面もあり、夜が深まったからこそ照明がより目を引く演出となっていた。

水瀬いのりInori Minase OPEN AIR LIVE 2026 Summer Challengerライブ写真5

MCで「このロケーション(野外)に合う曲がありすぎて、これは1回で終わらせられない」と、早くも次なる野外ライブへの意欲も見せつつ、まだまだこの日のライブは終わらないということで、「この次は激しいです」と告げると会場は歓声を上げて沸き立つ。その予告通り、壮絶とも言えるほどアグレッシブなサウンドと、スモークとライトによる視覚効果で異次元のような世界を現出させた「リフローレセンス」をマイクスタンドを用いて堂々と歌い上げると、歌詞の楽曲タイトル部分のコールが恒例となっているライブの人気曲「Million Futures」へ。水瀬の「皆さんの声を聞かせてください!」という呼びかけに応えて、会場からは「Million Futures!」とこの日一番と思えるほどの大きな声が上がり、そのシンクロ率の高さに感動した彼女は「人ってすごい!人間ってすごい!ありがとう!」と興奮気味に感謝を伝える。

その後、ファンの暖かさに感極まって泣きそうになる瞬間もありつつ、グッとこらえた彼女が「最後の曲、みんなでひとつになりましょう」と告げて歌ったのは、これまでの彼女のライブで何度となく感動的な場面を作り上げてきた連帯の歌「僕らは今」。マイクスタンドの前に立ち、時にコブシを天に突き出したり、両手を大きく広げたりしながら、力強く歌う水瀬自身が旗印となって、会場の気持ちがひとつになっていく。その場にいる誰もが“Believe in me, believe in you”“Believe in us, believe in love”と大合唱して互いの心を高め合うなか、水瀬の「神話を作るよー!」という声がクライマックスを一層エモーショナルに飾ってライブ本編は締め括られた。

水瀬いのりInori Minase OPEN AIR LIVE 2026 Summer Challengerライブ写真6

興奮冷めやらぬ会場からの盛大な「いのり」コールを受けてのアンコール、グッズTシャツ姿でくらりトロッコに乗って登場した水瀬は「みんなアンコールありがとう!まだまだ一緒に思い出を作ろう!」と、夏ソングでもある「約束のアステリズム」、そして晴天ならぬ“星天”というワードがロケーションにピッタリの「アルペジオ」を披露。トロッコで会場をゆっくり回遊しながら、忙しなくファンサを返しつつ、会場にいる誰一人を置いていくことなく、すべてのファンに気持ちを届けようとする姿が彼女らしい。

水瀬いのりInori Minase OPEN AIR LIVE 2026 Summer Challengerライブ写真7

トロッコによる交流のひと時を終えてメインステージに戻ってきた彼女は、ここで今後のアーティスト活動に関する新情報を告知。DAY1公演でアナウンスされた、ラジオ番組「水瀬いのり MELODY FLAG」の10周年を記念したイベント「水瀬いのり MELODY FLAG 10周年記念イベント~カルッツかわさきで待ち合わせ~」の開催に加え、この日に行われたDAY2公演のオンライン配信決定、さらに2027年2月より自身最多公演数となる全国8カ所9公演を巡るライブツアーの開催が発表された。詳細は公式サイトにてご確認をどうぞ。

ファンとの新たな約束を交わした水瀬が「今日は本当に素敵な思い出をありがとうございました。絶対!絶対!この日を忘れない!そんな気持ちで届けます。最後の曲、聴いてください!」と告げて歌われたのは「燈籠光柱」。オリエンタルな雰囲気と祝祭感に満ちた、みんなと一緒に歌い踊ることで完成する楽曲だ。“星空を見上げるたびに 私たちは思い出すでしょう”という歌詞が、宵闇の香りが立ち昇る夜空の下というシチュエーションにこの上なく沁みわたる。ここまでの道のりを経てますます力強くなった歌声がファンを導いていくなか、クライマックスではステージ裏から花火が上がると、ステージを臨むような形でさらに大きく華やかな花火がいくつも打ち上がる。それは“どこまでも 私たちと”と約束し、「ラララ~♪」と歌って心を通わせ合う水瀬とファンのこの先の道を明るく照らす燈籠のようで、きっと誰一人忘れないであろう感動的な景色をそれぞれの心に焼き付けてライブはフィナーレを迎えた。

水瀬いのりInori Minase OPEN AIR LIVE 2026 Summer Challengerライブ写真8

水瀬いのりInori Minase OPEN AIR LIVE 2026 Summer Challengerライブ写真9

しかし、この日の公演には続きがあった。会場からの「もう一回」コールに応えて水瀬が再びステージに現われると、「もう1曲、みんなと野外でやりたい曲があります」と語る。そして「明日のことなんて考えず、回したくない?」といたずらっぽく呼びかけると、その楽曲を察知した会場からは大歓声が。この日だけのダブルアンコールとして披露されたのは、彼女の持ち曲のなかでも屈指のライブ人気を誇るタオル曲「Ready Steady Go!」だ。彼女の「みんな回して!」「もっとー!」の声に、“Fly High”とばかりに天高くタオルを回して熱狂するコニファーフォレスト。水瀬自身も自らタオルを手にステージ上を行き交いながら“きみとならどんな景色も 美しいと 思えること もう分かってるから”と真っ直ぐな想いを届け、夏の暑さを凌駕するほどの凄まじい熱気のなかライブは大団円を迎えた。

水瀬いのりInori Minase OPEN AIR LIVE 2026 Summer Challengerライブ写真10

“Summer Challenger”というライブタイトルの通り、夏の野外ライブならではの様々な新しいチャレンジが盛り込まれた今回のライブは、アーティスト活動10周年を迎えた水瀬には、まだまだファンと一緒に観たい景色がたくさんあることを改めて示す2日間でもあった。彼女がこの日のライブ中に語っていた「今日という日をさらに次に繋げていきましょう。みんなで最高を重ねて、どんな時も一緒に“楽しい”を作っていきましょう!」という言葉通り、きっと水瀬いのりはこの先もずっと自分とファンのために“楽しい”挑戦を重ねていってくれることだろう。

Photo by 加藤アラタ(Kato Arata)/三浦一喜(Miura Kazuki)

Information

「Inori Minase OPEN AIR LIVE 2026 Summer Challenger」

日程:2026年9月12日(土)・9月13日(日)
場所:山梨県 富士急ハイランド・コニファーフォレスト


DAY1

■音楽配信はこちら:https://playlist.kingrecords.co.jp/?post_type=playlist&p=3173

SETLIST

1.コイセヨオトメ
2.Lucky Clover
3.MELODY FLAG
4.Summer Challenger
5.Shoo-Bee-Doo-Wap-Wap!
6.heart bookmark
7.Calling Blue(overture)
8.Turquoise
9.ハートノフレーバー
10.思い出のカケラ
11.ソライロ
12.グラデーション
13.八月のスーベニア
14.星屑のコントレイル
15.リトルシューゲイザー
16.リフローレセンス
17.Million Futures
18.僕らは今
19.約束のアステリズム
20.アルペジオ
21.燈籠光柱


DAY2

■音楽配信はこちら:https://playlist.kingrecords.co.jp/?post_type=playlist&p=3175

SETLIST

1.コイセヨオトメ
2.Step Up!
3.MELODY FLAG
4.Summer Challenger
5.Future Seeker
6.heart bookmark
7.Calling Blue(overture)
8.Turquoise
9.ハートノフレーバー
10.夏夢
11.茜色ノスタルジア
12.Melty night
13.八月のスーベニア
14.星屑のコントレイル
15.パレオトピア
16.リフローレセンス
17.Million Futures
18.僕らは今
19.約束のアステリズム
20.アルペジオ
21.燈籠光柱
22.Ready Steady Go!

水瀬いのり

公式サイト:http://inoriminase.com

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