『エレファント6レコーディング・カンパニー』小山田圭吾ほかコメント到着&ジュリアン・コスター動画コメント&チャド・ストックフレス監督来日決定

“DIY”で音楽を創造し続けた<エレファント6>とはいったい何者なのか。
変わり者の集まりに見えて、ただひたすらに純粋で創造性が爆発していた彼らの活動の裏側を紐解いていく――
1980年代後半にルイジアナ州ラストンで誕生した<エレファント6>。高校時代からの仲間であるビル・ドス、ウィル・カレン・ハート、ジェフ・マンガム、ロバート・シュナイダーらが自宅に集合しては手あたり次第に手に入れた楽器や機材を使って“実験”をはじめる――
サイケデリック音楽に影響を受け、共通の感性を持つ彼らはコロラド州デンバーやジョージア州アセンズといった小さな大学都市へ移り住み、旧式の4トラックおよび8トラック録音技術が一般に普及し始めた時期とも重なった。彼らは新しい音楽世界を創造しようとさらに“実験”を重ね、後に「オリヴィア・トレマー・コントロール」、「ニュートラル・ミルク・ホテル」、「アップルズ・イン・ステレオ」といったバンドが生まれたのだ。この3つのバンドはエレファント 6の基盤となり、間もなくして数多くのバンドがコレクティヴに参加した。
ロバート・シュナイダーと友人でもあるチャド・ストックフレス監督が約10年の歳月かけてカメラを回し続けた本作は、2019年に返却必須のレンタルビデオ方式のみで公開され、VHSビデオテープでしか見ることができなかった幻のタイトルであり、数多くのアーティストたちの活動の裏側を紐解いていく。関係者へのインタビューはもちろんのこと、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作のイライジャ・ウッド、『エターナル・サンシャイン』(04)のデヴィッド・クロスなども出演し、登場人物は多岐にわたっている。家賃の安い大きな家を借りて仲間たちと暮らし、ある時は部屋にアルミホイルを貼り付けてはスタジオにするなど、彼らは常にDIYで創造することにこだわり、レコーディングを重ねていた。友情ではじまった彼らの活動は、当時主流だった音楽への反発心もあいまって支持を広げ、アメリカのミュージックシーンにかつてないムーブメントを巻き起こしたのだった。90年代とはいったい何だったのか、<エレファント6>がどれだけ愛されてきたのか――これは、彼らの貴重な記録であり、未来のアーティストたちへのメッセージでもあるのだ。本国アメリカでは2022年11月にライブ映像等が追加、アップデートされた最新版が公開されるや話題を集めた。根強い人気からファンが待ち焦がれていた待望作が遂に日本で劇場公開を迎える。
この度、本作を鑑賞した著名人たちより、応援コメントが到着した。ミュージシャンの小山田圭吾は「90年代のUSインディの空気を久しぶりに強く思い出しました。サイケデリックでローファイ、DIYで、どこかビーチ・ボーイズの影も感じるような音楽。自分と同世代の感覚として、とても共感するところがありました。」と、かつて「アップルズ・イン・ステレオ」のロバート・シュナイダーと共演したことや90年代の音楽シーンを振り返り、「少し感慨深い気持ちになりました」と本作に声を寄せた。ライター・研究者の竹田ダニエルは「お金がなくても、仲間と自由があればなんだってできる!」と常にDIYで創造することにこだわっていた点や、「ロックの歴史を変えた、アンダードッグたちの反骨精神の記録」と創造性を生み出した“共同体”の姿に焦点をあてた。オリヴィア・トレマー・コントロールとコラボレートしたことのあるカヒミ カリィの「まるで柔らかい壁に手を触れてそのまま吸い込まれたような体験だったなと思う」のコメントからは、懐かしさと同時にどこか不思議で、当時のやさしい空気感さえも伝わってくるほどだ。他、トクマルシューゴ、Setter(Setter & The Teammates)、高野寛、サカモトヨウイチ、村尾泰郎らから絶賛のコメントが届いた。また、「ニュートラル・ミルク・ホテル」のジュリアン・コスターより動画コメントも到着!日本が大好きで10回以上来日しているジュリアンが世界で最も好きな場所・東京で、公開を待ちわびる日本の観客にメッセージを寄せた。本編内のインタビューでエレファント6での活動は「本当の自分自身でいられるんだ」と語っているジュリアン。動画では「若い頃、特別な経験をたくさんした」と述べ、「友人たちと、愛、創造性、そして友情が世界で最も大切なものだと信じていた」と、かつて同じ場所で暮らし、同じ時間を共有した“仲間”に想いを馳せた。「最も素晴らしいものばかりもたらせてくれた」と日本語で語り、ブランコで揺られながら「映画館で見てね」と話すジュリアンからは、彼の飾らない人柄が垣間見える内容となっている。そして、本作の公開にあわせて、チャド・ストックフレス監督が来日し、8/1(土)に舞台挨拶を実施することが決定した。今回が初来日となるストックフレス監督より、ドキュメンタリー制作の経緯やエレファント6のメンバーとの交流、VHSビデオテープの無料レンタル方式のエピソード等、直接話を聞ける貴重な機会となる。
コメント※順不同/敬称略
Elephant 6の映画を観て、90年代のUSインディの空気を久しぶりに強く思い出しました。サイケデリックでローファイ、DIYで、どこかビーチ・ボーイズの影も感じるような音楽。自分と同世代の感覚として、とても共感するところがありました。
当時、自分のレーベルでもThe Apples in Stereoのアルバムの日本盤をリリースしましたし、『Fantasma』ではRobert SchneiderとHilarie Sidneyと共演しました。“Chapter 8”という曲は、事務所のスタジオのソファに座って、Robertと二人でギターを弾きながら作った記憶があります。Robertはとてもポジティブで、ものすごく早口で、話が止まらない人でした。
その後も海外のフェスで偶然再会したりすることがありましたが、この映画を観て、90年代という時代がもうずいぶん遠くなったのだなと、少し感慨深い気持ちになりました。
いつかまたどこかで会って、“Chapter 8”を一緒にライブで演奏してみたいです。
―小山田圭吾(ミュージシャン)2000年、アセンズでThe Olivia Tremor Controlと『Once Upon A Time』というミニアルバムを作ったのですが、思い出すと、それはまるで柔らかい壁に手を触れてそのまま吸い込まれたような体験だったなと思う。
この映画はその壁の向こう側の、凄い世界の話。
―カヒミカリィ(ミュージシャン、文筆家、フォトグラファー)彼らの音楽に触れたことがきっかけで、私も宅録を始めました。本作を観ていると、「時代も場所も違うけど、自分もエレファント6の一員かも?」なんて気分になれて嬉しくなります。後追い世代の私にとって、当時のライブ映像やインタビューを観ることができたのは最高の体験でした。この作品は、そんな私たちのためのタイムマシーンであり、どこでもドアです。
―Setter(Setter & The Teammates)(ミュージシャン)これは”誰も知らない遊園地の話”かもしれない。
でも多くの音楽好きやミュージシャンにとっては”自分のこと”かもしれない。
僕たちがやってることは何かになるのだろうか(ならなくても)
“How strange it is to be anything at all”
―トクマルシューゴ(ミュージシャン)お金がなくても、仲間と自由があればなんだってできる!
唯一無二のサウンドは、いつだって爆発的な創造性を持ったコミュニティから生まれる。
ロックの歴史を変えた、アンダードッグたちの反骨精神の記録。
―竹田ダニエル(ライター・研究者)DIY、カセット、溢れ出すサイケデリックなアート。
永遠に鳴り響くローファイなエコーに撃たれて、
遠く忘れかけていた衝動が蘇った。
作り続けよう、と思った。
―高野寛(ミュージシャン)ビル・ドスのセリフ
「目が覚めた時には理解できていた夢の内容が誰かに説明しようとすると意味不明になる感じ」
まさにそんな、なんと美しく、なんて儚く、なんて純粋な音楽家達。この音楽も映像も本当に奇跡だと思う。
―サカモトヨウイチ(ELEKIBASS / WaikikiRecord)オルタナ・バブルに沸く90年代のUSロック・シーンで、
売れることより仲間と自由に創作することを選んだ若者たち。
彼らは食べ物を分け合い、宅録とライヴに明け暮れた。
そんな小さなユートピアを描いた『エレファント6レコーディング・カンパニー』は、
アートと友情をめぐるインディー青春グラフティだ。
―村尾泰郎(映画/音楽評論家)ジュリアン・コスター動画コメント
Information
『エレファント6レコーディング・カンパニー』監督来日記念舞台挨拶
日時:8月1日(土)14:15 の回上映後
場所:シネマート新宿
ゲスト:チャド・ストックフレス監督
販売:7/24(金)17:00 より劇場オンラインにて販売開始
※残席ある場合、翌日オープン時より窓口も販売
※イベント詳細:劇場HPをご確認ください
https://cinemart.cineticket.jp/theater/shinjuku/schedule
チャド・ストックフレス C.B. Stockfleth
ルイジアナ州ニューオーリンズを拠点とする映画監督。ケンタッキー州中部で育ち、高校を中退。その後、オーランドのフルセイル大学で映画学科に進学。過去20年間、主にケンタッキー州ルイビルでCMディレクター兼フォトグラファーとして活躍している。「アップルズ・イン・ステレオ」や「オリヴィア・トレマー・コントロール」といったバンドのミュージックビデオの制作やライブに携わるほか、数え切れないほどの地方CMや企業PRを監督し、数々の賞を受賞している。
『エレファント6レコーディング・カンパニー』
7月31日(金)シネマート新宿、アップリンク吉祥寺、シネマリスほか全国順次公開
監督・製作・撮影 :チャド・ストックフレス
出演 :ロバート・シュナイダー、ビル・ドス、ウィル・カレン・ハート、ジェフ・マンガム他
2022 年/アメリカ/英語/93 分/カラー/ビスタ/5.1ch
原題:The Elephant 6 Recording Co.
日本語字幕:大熊香奈/字幕監修:坂本陽一(ワイキキレコード)
提供:トーキーマジック、キングレコード/配給:キングレコード
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