【VIDEO SELF REVIEW】Little Black Dress「アヴァンギャルド」

自身のミュージックビデオを思いのままに本人が解説する『VIDEO SELF REVIEW』。
今回、2025年7月23日(水)にメジャー 1st ALBUM『AVANTGARDE』をリリースする、シンガーソングライターLittle Black Dressにリード曲「アヴァンギャルド」のミュージックビデオについて解説してもらった。
モノノケから逃げる(0:10〜、2:51〜)
この曲では、「森=こころ」「モノノケ=自分自身の敵」を表しています。
がむしゃらにモノノケから逃げるシーンから始まりますが、MV全体で表情の変化に注目していただきたいです。最初は正体不明な怖いものから必死で逃げていますが、戦う中で強くなり、逞しい表情になっていきます。最初の方のシーンは、子どもの時に暗い廊下に何かがいる気がして怖くて逃げていた時の感情を思い出しながら表情作りをしました。早朝から深夜まで走り続けました!
モノノケと戦う(1:18〜、1:35〜、2:18〜)
この曲には「たたかう」という漢字が2種類でてきます。「戦う」は自分以外の敵と戦うところを表していて、「闘う」は自分自身と向き合うことを意味しています。この曲の歌詞ではそれを使い分けています。モノノケたちと戦う中で攻略方法を学んで、最終的には自分自身との闘いによって、本当の強さを手に入れる。そんなことを歌詞とMVで表しています。
撮影では、初めてのアクションシーンにトライしました。アクション指導の方に来ていただき、モノノケさんたちを実際には傷つけず、リアルに見える動きを頑張りました。映像はスローですが、実際はリアルなスピードでアクションしていたので、ハードな撮影でした。
監督とはキックボクシング仲間というのもあり、アクションシーンにも取り入れていただきました。
蝶になる(3:36〜)
すごいですよね。このシーンの出来上がりを最初にスタッフの皆さんと見た時、拍手が起こりました。MVの制作プロデューサーが、私にもサプライズでCGを作ってくださいました。蝶というキーワードはサビに出てきますが、戦い/闘いを経て、ありのままの自分を表現する強さを手に入れた姿を表しています。蝶は変化・美しさ・自由の象徴とされていて、この楽曲には欠かせない存在です。
このシーンは、最初の撮影地である河口湖から夜の都内に移動して、街を走る撮影をしました。街の明るさや音、空気の匂いがまるで真逆の世界の中で「いつもこの中で闘っているんだよなぁ・・・」と思いながら走っていました。
メッセージ
モノノケを自分にとっての試練に置き換えたり、あなたの日常とこの曲の世界観をリンクさせたりして、何かと闘う時の活力として、作品に触れていただけたらと思います。
サウンドもビジュアルも、才能と個性あふれる素晴らしいクリエイターのみなさんと力を合わせて作り上げました。
社会で闘う全ての方に、少しでも何か感じてもらえたら嬉しいです。
Information
Little Black Dress MAJOR 1st ALBUM『AVANTGARDE』
2025.07.23 Release
特設サイト:https://cnt.kingrecords.co.jp/AVANTGARDE/
Buy & Listen:https://king-records.lnk.to/AVANTGARDE
「アヴァンギャルド」MUSIC VIDEO:https://www.youtube.com/watch?v=d5SLiNze24A
MAJOR 1st ALBUM『AVANTGARDE』全曲試聴動画:https://www.youtube.com/watch?v=0r4kuSuGiDQ