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過去・現在・未来が詰まったセットリストで、ももいろクローバーZの15周年記念ツアーが終了/7thアルバム制作も発表

過去・現在・未来が詰まったセットリストで、ももいろクローバーZの15周年記念ツアーが終了/7thアルバム制作も発表

そして、ここからが後半戦というこのタイミングで、いつもの自己紹介を展開。声出し解禁後、自己紹介はやはり、ももクロとモノノフの絆を感じられる場面のひとつだと再認識させられる。ABEMAの生配信を観ているファンに向けて呼びかけたり、Tシャツやタオルなど今回のファイナル限定のグッズ紹介をしたりしながら繰り広げられるワチャワチャとした4人のフリートークで会場がほっこりとしたところで、『HAND』と『リバイバル』の2曲を披露。『リバイバル』は、アカペラから始まるこのツアーオリジナルのアレンジとなっており、4人の歌唱力やラップ、そして、4人の声が重なるハーモニーの魅力を大いに感じられるブロックとなった。

再び、ソロコーナーへ突入すると、まずは、佐々木彩夏が『A-rin QOS REMIX MEDLEY』を披露。『だって あーりんなんだもーん☆』、『あーりんは反抗期!』、『あーりんはあーりん♡』という前山田健一節が炸裂する佐々木のソロ曲3曲のスペシャルメドレー。

最後に、「あーりん is Forever」と歌い会場を沸かせると、百田夏菜子が真っ白な天女のような衣装で登場。ヒロイン役出演映画『すくってごらん』の主題歌『赤い幻夜』を歌い上げて、会場を魅了した。ソロコーナーでは、会場全体が各メンバーカラーに染まっていたのだが、特にピンク一色を経て、『赤い幻夜』で一面が赤く染まったペンライトの景色は圧巻だった。

続いて、スモークが焚かれる中、他の3人も百田と同じ白い衣装で登場すると、2018年のミュージカル「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」の主題歌『天国のでたらめ』へ。ドレスコーズ志磨遼平が作詞作曲を、水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミが編曲を手掛けた人気曲。間奏部分で、1人ずつ真っ直ぐな眼差しでモニターに映し出されたのも印象的。

そして、白の衣装をパッと脱ぐと、ここで初めてメンバーカラーの衣装へとチェンジ。アフリカンテイストを取り入れた和の衣装に変わると、畳みかけるように人気曲『GOUNN』、『MONONOFU NIPPON feat. 布袋寅泰』へと続く。この2曲のモノノフのコールの一体感と盛り上がりは、間違いなく、この日のハイライトのひとつだったと言ってもいいだろう。

しかし、最後のMCパートを経て、さらなるスペシャルな展開が待っていた。ももクロとモノノフの15年間を彩ってきた代表曲によるスペシャルメドレーだ。百田が「今回のツアーは、皆さんに“15年間の感謝の気持ちを伝えたい”というのがテーマだったので、私達のストーリーと皆さんのストーリーを重ね合わせて聴いて欲しい」と語り、15周年記念ソング『いちごいちえ』でスタートすると、『ももいろパンチ』、『ピンキージョーンズ』、『Z伝説 〜終わりなき革命〜』、『サラバ、愛しき悲しみたちよ』、『灰とダイヤモンド』、『MOON PRIDE』、『夢の浮世に咲いてみな』、『ザ・ゴールデン・ヒストリー』、『BLAST!』、『クローバーとダイヤモンド』、『The Diamond Four』、『月色Chainon』、『一味同心』と、2009年からの人気曲が、リリース順に当時のMUSIC VIDEOやライブ映像と合わせてメドレーで歌われた。最後は再び『いちごいちえ』へと戻り、百田の落ちサビで曲がいったんブレイクすると、今年生まれた新たな定番コール「きやがるんだな」で会場はまたまたひとつに。

そして、過去のアリーナやスタジアム、ドームでのライブ映像が映し出される中、最後に歌われたのは、ももクロが初めて歌番組で歌った曲だというメジャーデビュー曲『行くぜっ!怪盗少女』。今年5月の「代々木無限大記念日」は、『行くぜっ!怪盗少女』で始まり、そのカップリング曲『走れ!』で終わるというセットリストだったが、今回のセットリストではその逆に。スペシャルメドレーと最後の『行くぜっ!怪盗少女』を聴きながら、自分がももクロのファンになった瞬間やももクロとの思い出を振り返り、懐かしさに思いを馳せていたモノノフも多かったのではないだろうか。こうして、15周年記念ツアー「QUEEN OF STAGE」の本編は終了となった。

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