世界最高のオーケストラ、ベルリン・フィルと首席指揮者キリル・ペトレンコによる、ショスタコーヴィチの交響曲第8,9,10番のボックス・セット発売
指揮者キリル・ペトレンコ(ロシア出身、1972―)は、2015年夏に新指揮者としてベルリン・フィル団員の総意で指名を受け、世界中の注目を集めた。2019年には就任記念演奏会が行われ、ペトレンコとベルリン・フィルの新時代の幕開けとなった。2023年11月には、ペトレンコとベルリン・フィルによる初めての日本ツアーも予定されており、熱い注目を集めている。そんな彼らによる新譜が、このショスタコーヴィチの交響曲集(第8, 9, 10番)だ。
作曲家ショスタコーヴィチ(1905-1975)は、戦争や国家(特にスターリン)によって、その創作に様々な影響を受けた作曲家だ。交響曲第8番は、第2次世界大戦の最中に書かれ、悲しみと絶望、そして美しさと希望が刻印されている。ベルリン・フィルとペトレンコは、コロナ禍の観客のいないコンサートホールに向けて(2020年11月13日に収録)、この演奏がこの時期に人々の架け橋となることを願ってプログラムした。そして、第2次世界大戦末期に書かれた、戦勝を讃える作品をという周囲の期待に反するような、軽妙で人を小馬鹿にしたような交響曲第9番(当時強い非難を受けるこことなった)と、スターリンの死後、初めて書かれた、抑圧的な音楽が続くが最後は希望に満ちて終わる交響曲第10番という内容だ。
ペトレンコはこのセットについて、「本盤が世に出る今、ショスタコーヴィチの音楽は、単に過去の声であるだけでなく、生々しい今日性を帯びてしまいました。ショスタコーヴィチの音楽は、とりわけ今日のような時期に、自由と民主主義の理想を信じるために必要な自信と力を私たちに与えます。彼は、私たちを勇気づけてくれるロールモデルなのです。」とも語る。
世界が注目する顔合わせによるショスタコーヴィチ。まさに「今」の時代の我々を勇気づけてくれるだろう。
リリース情報
【タイトル】
ショスタコーヴィチ:交響曲第8,9,10番 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、キリル・ペトレンコ(指揮)
【発売日】
2023年2月3日
【品番・価格】
KKC-9784 (2CD+1Blu-ray)/11,000円(税込)/BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS – KING INTERNATIONAL
【CDタイトル・トラック情報】
ショスタコーヴィチ:交響曲第 8,9,10 番/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、キリル・ペトレンコ(指揮)
ショスタコーヴィチ:
[CD1] 交響曲第8番 Op.65
[CD2] 交響曲第9番 Op.70、交響曲第10番 Op.93
Blu-ray Disc
Video
・上記全曲のコンサート映像(すべてHD映像)
・インタビュー映像(キリル・ペトレンコ)
画面:Full HD 1080/60i,16:9
音声:2.0PCM,7.1.4Dolby Atmos
リージョン:ABC(worldwide)
総収録時間(コンサート):152分
字幕:英、独、日
Audio:
・上記全曲のロスレス・スタジオ・マスター音源の音声トラック
2.0 PCM Stereo 24-bit / 96 kHz
7.1.4 Dolby Atmos 24-bit / 48 kHz
ダウンロード・コード
この商品には、上記全曲のハイレゾ音源(24-bit / 96 kHz)をダウンロード
するためのURLとそのパスワード封入
デジタル・コンサートホール
ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を
7日間無料視聴できるチケット・コードが封入
【演奏者】
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 キリル・ペトレンコ(指揮)
録音場所:すべてベルリン・フィルハーモニー
録音日時:2020年11月13日(第8番)、2020年10月31日(第9番)、2021年10月29日(第10番)
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https://www.kinginternational.co.jp/genre/kkc-9784-6/